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ミートボールは体づくりに効果的?筋トレ・減量・健康への影響

お弁当や冷凍食品で人気の「ミートボール」。手軽で美味しく子供から大人まで愛される食材ですが、体づくりや筋トレには効果的なのでしょうか?

結論から言うと、ミートボールは体づくりには適さない食材です。 高脂質・高カロリー・高塩分で多数の添加物が使用されており、タンパク質は含むもののデメリットが大きく上回ります。加工度が非常に高く、体づくりを意識するなら避けるべき食材です。

ミートボールの栄養成分

ミートボール(市販品・100gあたり)の栄養成分:

栄養素含有量
タンパク質12.1g
脂質18.3g
炭水化物8.7g
カロリー250kcal
食塩相当量1.8g
糖質8.2g
食物繊維0.5g

高脂質・高カロリー・中程度の炭水化物が特徴で、タンパク質に対して脂質が多すぎる栄養バランスです1

体づくりにおけるミートボールのデメリット

極めて高い脂質含有量

ミートボールの脂質は100gあたり18.3gと非常に高く、これは1日の脂質摂取目安量の約3分の1に相当します。タンパク質12.1gに対して脂質18.3gという比率は体づくりには不適切です。

高カロリーで体重管理を困難に

250kcal/100gという高カロリーは体重管理を困難にします。一般的なミートボール5〜6個(約60g)でも150kcalとなり、簡単にカロリーオーバーになります。

炭水化物も含有

8.7gの炭水化物も含まれており、つなぎや調味料由来の糖質が加わっています。

高塩分と多数の添加物

1.8gの塩分に加え、保存料、調味料、結着剤、香料など極めて多くの添加物が使用されています。

タンパク質効率の悪さ

12.1gのタンパク質を摂取するために250kcalものカロリーを摂取する必要があり、体づくりには極めて非効率です。

体づくりにおけるわずかなメリット

手軽なタンパク質源

100gあたり12.1gのタンパク質を含有しており、調理も簡単で手軽にタンパク質を摂取できます。

長期保存が可能

冷凍保存により長期間保存でき、非常食として活用できます。

食べやすい形状

一口サイズで食べやすく、子供でも摂取しやすい形状です。

減量(ダイエット)におけるミートボールの影響

カロリー過多で減量を大幅に阻害

250kcal/100gという高カロリーは減量期には致命的です。わずか数個でも高カロリーとなり、減量目標の達成を困難にします。

高脂質で体脂肪蓄積のリスク

18.3gという極めて高い脂質は体脂肪の蓄積を促進し、減量とは真逆の効果をもたらします。

炭水化物で血糖値上昇

8.7gの炭水化物により血糖値が上昇し、脂肪の燃焼を阻害する可能性があります。

食欲増進で食べ過ぎのリスク

脂質・糖質・塩分の組み合わせにより食欲が増進され、他の食材の摂取量も増加しやすくなります。

増量(バルクアップ)におけるミートボールの影響

効率的なカロリー摂取

250kcal/100gという高カロリーは増量期のカロリー摂取には貢献しますが、脂質中心のカロリーは筋肉作りには不向きです。

ダーティバルクを促進

高脂質・高カロリー・添加物により、クリーンな増量ではなくダーティバルクを促進してしまいます。

栄養バランスの大幅な悪化

高脂質・低タンパク質効率により、理想的な増量に必要な栄養バランスが大幅に崩れます。

健康面でのミートボールのリスク

高脂質による生活習慣病リスク

極めて高い脂質により、肥満・糖尿病・心血管疾患のリスクが増加します。

加工食品による発がんリスク

高度に加工された食品として、発がんリスクの増加が指摘されています2

添加物による健康への影響

極めて多数の添加物の長期摂取による健康への影響は完全には解明されていませんが、自然な食材を優先することが賢明です。

高カロリー・高脂質による代謝悪化

栄養バランスの悪さにより、基礎代謝の低下や代謝機能の悪化を招く可能性があります。

より良い代替食材

サラダチキン

低脂質・高タンパク質・手軽で、ミートボールと比較して圧倒的に優れた栄養バランスです。

鶏ささみ

最も脂質が少なく高タンパク質で、体づくりには理想的な食材です。

手作りの鶏つくね

鶏ひき肉で自作すれば、脂質を大幅に削減し、添加物なしで作れます。

茹で卵

自然な高タンパク質食材で、手軽さと栄養価を両立できます。

どうしても食べたい場合の対策

摂取量を極めて制限

1回につき2〜3個(30〜40g)程度に留め、月に1回程度の頻度にとどめましょう。

野菜と大量に組み合わせ

食物繊維豊富な野菜を大量に組み合わせることで、脂質の吸収を遅らせ、栄養バランスを改善しましょう。

他の食事で大幅な調整

ミートボールを食べた日は他の食事の脂質とカロリーを大幅に削減し、1日の総摂取量を調整しましょう。

無添加・低脂質商品を探す

無添加・低脂質の商品があれば選択し、健康リスクを軽減しましょう。

よくある質問

お弁当のおかずとして最適では?

手軽さはありますが、体づくりの観点では推奨できません。サラダチキンや茹で卵の方が適しています。

手作りなら大丈夫?

鶏ひき肉で手作りすれば脂質を大幅に削減でき、添加物も避けられます。ただし、それでも他の食材の方が効率的です。

子供の栄養補給には良い?

高脂質・高カロリー・添加物を考慮すると、子供にも推奨できません。自然な食材を優先しましょう。

冷凍食品の中では優秀?

冷凍食品の中でも栄養バランスが悪い部類です。同じ冷凍食品でもサラダチキンや冷凍の鶏ささみの方が優秀です。

タンパク質が含まれているから大丈夫?

タンパク質は含まれていますが、高脂質・高カロリー・添加物のデメリットが大きく上回ります。タンパク質効率も極めて悪いです。

ミートボールは手軽で美味しい食材ですが、体づくりの観点では推奨できません。極めて高い脂質・高カロリー・多数の添加物など、デメリットが非常に多い食材です。体づくりを成功させるためには、鶏胸肉サラダチキンなどの自然で高品質な食材を選択しましょう!


脚注
  1. ミートボール(市販品)- 食品成分データベース

  2. 加工肉の摂取と発がんリスク - WHO国際がん研究機関