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キウイは体づくりに効果的?減量・増量への影響と最適な食べ方

キウイはビタミンCと食物繊維が豊富で、体づくりの回復と減量の両方に効果的な果物です!1個でレモン約2個分のビタミンCを含み、豊富な酵素が消化もサポートします。

「キウイは酸っぱくて食べにくい…」と敬遠している方も多いかもしれませんが、実は栄養密度が非常に高く、体づくり愛好者にとって理想的な果物なんですよ!

キウイの基本的な栄養成分

キウイ1個(約100g)に含まれる主な栄養素は以下の通りです1

栄養素含有量
カロリー51kcal
炭水化物13.4g
食物繊維2.5g
タンパク質1.0g
脂質0.1g
カリウム301mg
ビタミンC140mg
ビタミンE1.3mg

体づくりへの効果

トップクラスのビタミンC含有量

キウイ1個で1日のビタミンC推奨量の140%を摂取できます。ビタミンCはコラーゲン合成を促進し、筋肉・腱・靭帯の修復をサポートします2

強力な抗酸化作用

ビタミンCとビタミンEの相乗効果により、激しいトレーニングによる酸化ストレスを効果的に中和し、筋肉疲労の軽減と回復促進に寄与します。

アクチニジン酵素で消化促進

キウイ特有のアクチニジン酵素がタンパク質の消化を促進するため、プロテインや肉類と一緒に摂取することで栄養吸収を最適化できます3

減量(ダイエット)への効果

豊富な食物繊維で満腹感

キウイは水溶性・不溶性食物繊維がバランス良く含まれ、胃の中で膨らんで満腹感を長時間維持します。

血糖値の安定化

豊富な食物繊維とポリフェノールが糖質の吸収を緩やかにし、血糖値の急上昇を抑制するため、脂肪蓄積を防ぎます。

便秘解消で代謝アップ

食物繊維とアクチニジン酵素が腸内環境を改善し便秘を解消することで、基礎代謝の向上に寄与します。

低GI値で脂肪蓄積を抑制

キウイはGI値が低く(約35)、血糖値の急激な上昇を抑え、脂肪として蓄積されにくい特徴があります。

増量(バルクアップ)への効果

消化酵素で栄養吸収を最適化

アクチニジン酵素がタンパク質の分解を促進するため、増量期の多量な食事の消化・吸収をサポートします。

ビタミン・ミネラルの効率的補給

増量期に不足しがちなビタミンC、カリウム、葉酸を効率的に補給できます。

胃腸の健康維持

豊富な食物繊維と酵素が胃腸の健康を維持し、増量期の食事量増加による消化不良を予防します。

摂取タイミングと注意点

おすすめの摂取タイミング

  • 朝食時: 1日のビタミンC摂取をスタート
  • 食後: アクチニジン酵素で消化をサポート
  • トレーニング後: 抗酸化作用で回復促進

注意点

完熟したものを選ぼう: キウイは追熟する果物です。やや柔らかくなった完熟状態の方が、ビタミンCや酵素の含有量が高くなります。

  • 胃腸が弱い方は空腹時の摂取を避けましょう(酵素の刺激により胃痛の可能性)
  • 1日1〜2個程度が適量です

よくある質問

グリーンキウイとゴールドキウイ、どちらが良い?

どちらも優秀ですが特徴が異なります

  • グリーンキウイ:食物繊維が豊富(約3g/100g)、酸味が強い
  • ゴールドキウイ:ビタミンCがより豊富(約161mg/100g)、甘みが強い 体づくり目的なら抗酸化作用の高いゴールドキウイ、減量目的なら食物繊維の多いグリーンキウイがおすすめです。

皮ごと食べても大丈夫?

よく洗えば皮ごと食べられます。皮には果肉の3倍の食物繊維とポリフェノールが含まれています。ただし、毛が気になる場合や敏感肌の方は、皮を剥いて食べましょう。

キウイアレルギーってある?

あります。キウイは比較的アレルギーを起こしやすい果物の一つです。口の中のかゆみ、唇の腫れ、喉の違和感などの症状が出た場合は摂取を中止し、医師にご相談ください。

硬いキウイを早く熟させる方法は?

りんごやバナナと一緒に紙袋に入れて常温保存すると、エチレンガスの作用で2〜3日で熟します。急ぐ場合は、爪楊枝で数箇所穴を開ける方法もありますが、傷みやすくなるため早めに食べましょう。


脚注
  1. 日本食品標準成分表2020年版(八訂)

  2. ビタミンCとコラーゲン合成に関する研究

  3. キウイフルーツ酵素の消化促進効果