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ラーメンは筋トレに悪影響?体づくりでも楽しめる食べ方と選び方

「ラーメンは体に悪い」「筋トレしてるならラーメンはNG」って思ってませんか?確かに高カロリー・高塩分・高脂質のイメージが強くて、罪悪感を感じながら食べてる人も多いですよね。

でも実は、選び方と食べ方次第でラーメンも体づくりに活用できるんです! 完全に我慢する必要はなく、上手に付き合えばトレーニングライフを楽しく続けられます。

ラーメンの栄養成分(1杯あたり)

主要なラーメンの種類別栄養成分を比較してみましょう:

種類カロリータンパク質脂質炭水化物塩分
醤油ラーメン約400kcal15g12g60g6g
塩ラーメン約350kcal14g8g55g7g
味噌ラーメン約500kcal18g18g65g8g
豚骨ラーメン約600kcal20g25g70g6g
つけ麺約700kcal25g22g85g8g
家系ラーメン約800kcal22g35g75g9g

意外にもタンパク質が14-25g含まれているのがポイントです。これは鶏胸肉約70-110g相当のタンパク質量です1

筋トレ・体づくりにおけるラーメンの影響

デメリット

高カロリー・高脂質

多くのラーメンは400-800kcalと高カロリーで、特に豚骨系は脂質が25-35gと非常に多いです。減量期には大きな負担となります。

高塩分

1杯で6-9gと非常に塩分が多く、むくみや高血圧の原因となる可能性があります。1日の塩分摂取目安(男性7.5g、女性6.5g)をほぼ満たしてしまいます。

栄養バランスの偏り

炭水化物と脂質が多い一方で、ビタミンやミネラル、食物繊維が不足しがちです。

添加物・化学調味料

インスタントラーメンや一部の店舗では、保存料や化学調味料が多く含まれている場合があります。

メリット

意外に豊富なタンパク質

チャーシューや卵、麺自体にもタンパク質が含まれており、筋肉の合成に必要な栄養素を摂取できます。

効率的なエネルギー補給

炭水化物と脂質により、トレーニング前後のエネルギー補給として活用できます。特に増量期には有効です。

メンタル面での効果

完全に制限するとストレスが蓄積し、暴食の原因となることも。計画的に楽しむことで食事制限を継続しやすくなります。

温かい食事による満足感

温かいスープは満腹中枢を刺激し、少ない量でも満足感を得られます。

体づくりに適したラーメンの選び方

基本の選び方

  1. あっさり系を選ぶ: 醤油ラーメン、塩ラーメン、清湯スープ
  2. 野菜多めのオプション: もやし、ほうれん草、ネギを追加
  3. 脂質控えめ: 「脂抜き」や「あっさり」で注文
  4. チャーシュー追加: タンパク質を効率的に摂取

避けるべきメニュー

  • 豚骨ラーメン(特に家系)
  • 背脂たっぷりのラーメン
  • 油そば・まぜそば
  • 大盛り・特盛り(減量期の場合)

おすすめの選び方(店舗での注文)

大手ラーメンチェーン店

  • 豚骨系チェーン店: 脂の量を調整可能なメニューを選択(あっさり注文で約400-450kcal)
  • 味噌・醤油系チェーン店: 比較的ヘルシーなメニューが多い(約350-420kcal)

うどんチェーン店のラーメン

  • 醤油らーめん: 約350kcal
  • うどん店のラーメンは比較的ヘルシーな傾向

効果的な食べ方とタイミング

トレーニング前の活用法

タイミング:トレーニング3-4時間前

脂質が多いため消化に時間がかかります。十分な時間を空けて胃腸への負担を軽減しましょう。

おすすめの選択

  • 醤油ラーメン(あっさり)
  • 野菜多め、チャーシュー抜き
  • スープは半分程度に留める

トレーニング後の活用法

タイミング:トレーニング後2-3時間後

直後よりも時間を空けて、消化機能が回復してから摂取。

おすすめの選択

  • つけ麺(スープ少なめ)
  • チャーシュー多め
  • 味玉追加でタンパク質強化

減量期の食べ方

  1. 頻度を限定: 週1回程度のチートミールとして
  2. 1日の総カロリー内に収める: 他の食事を軽めに調整
  3. あっさり系を選択: 醤油・塩ラーメン
  4. スープは残す: 塩分と脂質を大幅カット
  5. 野菜を追加: もやし、ほうれん草、わかめなど

増量期の食べ方

  1. カロリー摂取の補助として活用: 目標カロリーに到達しやすい
  2. こってり系も許容: 豚骨ラーメンや家系も選択肢
  3. トッピング充実: チャーシュー、味玉、のりなど
  4. 頻度を増やしても問題なし: 週2回程度なら許容範囲

よくある質問

ラーメンを食べたら筋トレの効果が台無しになる?

いいえ、そんなことはありません!1回のラーメンで筋トレの効果が台無しになることはありません。重要なのは継続的な食事管理とトレーニングです。

インスタントラーメンでも同じ?

栄養成分は似ていますが、添加物や保存料が多い傾向があります。できれば生麺を使った店舗のラーメンの方がおすすめです。

スープを残せばヘルシーになる?

はい!スープには脂質と塩分が大量に含まれているため、残すことで大幅にカロリーと塩分をカットできます。

減量中でもラーメンは食べられる?

はい、食べられます!1日の総摂取カロリー内に収まれば問題ありません。頻度を週1回程度に限定し、あっさり系を選択しましょう。

ラーメンの代替案はある?

体づくり重視なら以下がおすすめ:

  • こんにゃく麺ラーメン: 大幅なカロリーカット
  • 鶏ガラベースの中華スープ: 自宅で手作り
  • うどん: 脂質が少なく消化に良い
  • 春雨スープ: 低カロリーで満足感あり

どのタイミングで食べるのがベスト?

昼食がおすすめです:

  • 日中の活動でカロリーを消費しやすい
  • 夜に食べると塩分でむくみやすい
  • トレーニング前後を避けた時間帯

ラーメンを楽しみながら体づくりを継続するコツ

メリハリをつけた食事管理

平日は厳格な食事管理を行い、週末にラーメンを楽しむなど、メリハリをつけることで精神的な負担を軽減できます。

罪悪感を持たない

「食べてしまった」という罪悪感はストレスを生み、かえって食事管理が乱れる原因となります。計画的に楽しむことが重要です。

前後の食事で調整

ラーメンを食べる日は:

  • 前の食事: 軽めにして胃を空ける
  • 後の食事: 野菜中心で塩分を排出促進
  • 水分摂取: 塩分排出のため多めに水を飲む

トレーニング強度を上げる

ラーメンを食べた日は、いつもより有酸素運動を追加したり、トレーニング強度を上げたりして消費カロリーを増やすのも有効です。

自作ラーメンにチャレンジ

時間があるときは自作することで:

  • 材料をコントロール可能
  • 塩分量を調整
  • 鶏胸肉でチャーシュー作成
  • 野菜たっぷりで栄養バランス改善

体づくり特化の自作ラーメンレシピ

減量期向けレシピ

材料(1人分)

  • こんにゃく麺:200g
  • 鶏ガラスープの素:小さじ1
  • 醤油:大さじ1
  • 鶏胸肉(蒸したもの):100g
  • もやし:100g
  • ほうれん草:50g
  • わかめ:適量

カロリー: 約200kcal タンパク質: 約25g

増量期向けレシピ

材料(1人分)

  • 中華麺:150g
  • 豚骨スープの素:大さじ2
  • 味噌:大さじ1
  • 豚ロース(チャーシュー):100g
  • 味玉:1個
  • もやし:100g
  • コーン:50g

カロリー: 約650kcal タンパク質: 約35g

ラーメンは確かに高カロリー・高塩分ですが、完全に避ける必要はありません。選び方・食べ方・タイミングを工夫すれば、体づくりを継続しながら楽しむことができます

大切なのは:

  • 適度な頻度に抑える(週1-2回程度)
  • あっさり系を選択(醤油・塩ラーメン)
  • スープは残して塩分・脂質をカット
  • 前後の食事で栄養バランスを調整
  • 罪悪感を持たずに計画的に楽しむ

完璧を求めすぎず、ラーメンも含めて長期的に継続できる食事管理を心がけましょう!


脚注
  1. ラーメン(醤油ラーメン) - 食品成分データベース