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パイナップルは体づくりに効果的?減量・増量への影響と最適な食べ方

パイナップルはブロメライン酵素が豊富で、筋肉の回復と消化促進に効果的な果物です!タンパク質の分解を助け、抗炎症作用により筋肉痛の軽減もサポートします。

「パイナップルは酸っぱくて食べにくい…」と思っている方も多いかもしれませんが、実は体づくり愛好者にとって非常に有益な酵素と栄養素が豊富に含まれている優秀なフルーツなんです!

パイナップルの基本的な栄養成分

パイナップル100g(約2切れ)に含まれる主な栄養素は以下の通りです1

栄養素含有量
カロリー54kcal
炭水化物13.7g
食物繊維1.2g
タンパク質0.6g
脂質0.1g
カリウム150mg
ビタミンC35mg
ブロメライン40mg

体づくりへの効果

ブロメライン酵素で筋肉回復を促進

パイナップル特有のブロメライン酵素は強力な抗炎症作用を持ち、激しいトレーニング後の筋肉炎症を軽減し、筋肉痛の緩和と回復促進に効果的です2

タンパク質消化をサポート

ブロメラインはタンパク質分解酵素でもあり、プロテインや肉類と一緒に摂取することで、タンパク質の消化・吸収を最適化できます3

ビタミンCで抗酸化作用

パイナップルに含まれるビタミンCが運動による酸化ストレスを軽減し、筋肉の損傷を最小限に抑えます。

血流改善で栄養供給を促進

ブロメラインが血流を改善し血栓形成を抑制するため、筋肉への栄養・酸素供給が効率化されます。

減量(ダイエット)への効果

代謝促進効果

ブロメラインの抗炎症作用により慢性炎症が軽減され、基礎代謝の向上に寄与します。

消化促進で栄養吸収を最適化

強力な消化酵素が消化器官の働きを活性化し、栄養素の吸収効率を高めることで、食事量を抑えても必要な栄養を確保できます。

血糖値の安定化

食物繊維とブロメラインが糖質の吸収を緩やかにし、血糖値の急上昇を抑制するため、脂肪蓄積を防ぎます。

満腹感をサポート

パイナップルの酸味と甘みが満足感を与え、お菓子や甘いもの欲求を健康的に満たします。

増量(バルクアップ)への効果

消化酵素で食事量増加をサポート

増量期の大量の食事摂取時に、ブロメラインが消化を促進し、胃腸への負担を軽減します。

タンパク質利用効率の向上

豊富なタンパク質分解酵素により、筋合成に必要なアミノ酸の供給を最適化できます。

抗炎症作用で体調管理

増量期の食事量増加による消化器官の負担を、抗炎症作用により軽減し、体調維持をサポートします。

摂取タイミングと注意点

おすすめの摂取タイミング

  • 食後: ブロメライン酵素で消化をサポート
  • トレーニング後: 抗炎症作用で回復促進
  • プロテイン摂取時: タンパク質の消化・吸収を最適化

注意点

生のパイナップルを選ぼう: ブロメライン酵素は熱に弱いため、缶詰やジュースではなく生のパイナップルを摂取しましょう。加熱処理により酵素活性が失われます。

  • 空腹時の摂取は胃酸過多の原因となる可能性があるため注意
  • 1日100〜150g程度が適量です
  • ブロメラインの刺激により口の中がピリピリすることがあります

よくある質問

パイナップルを食べると舌がピリピリするのはなぜ?

ブロメライン酵素がタンパク質を分解するためです。舌や口の粘膜のタンパク質も分解してしまうため、ピリピリとした刺激を感じます。これは正常な反応で、時間が経てば回復します。

缶詰のパイナップルでも効果がある?

生のパイナップルがおすすめです。缶詰は加熱処理によりブロメライン酵素が失活し、大量の砂糖が添加されているため、カロリーも高くなります。体づくり効果を期待するなら生パイナップルを選びましょう。

パイナップルジュースでも同じ効果がある?

市販のジュースは避けましょう。加熱殺菌処理でブロメラインが失活し、砂糖や人工甘味料が添加されています。どうしてもジュースで摂取したい場合は、生パイナップルを自分でミキサーにかけましょう。

パイナップルアレルギーはある?

稀にですが可能性があります。ブロメラインに対するアレルギー反応や、ラテックスアレルギーのある方は交差反応を起こすことがあります。口の腫れ、喉の違和感、皮膚のかゆみなどの症状が出た場合は摂取を中止し、医師にご相談ください。


脚注
  1. 日本食品標準成分表2020年版(八訂)

  2. ブロメラインの抗炎症効果に関する研究

  3. ブロメラインのタンパク質消化促進効果