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グミは体づくりに向いている?減量・増量への効果と注意点

体づくりをしている人なら「グミって筋肉作りに使えるの?」と疑問に思ったことがありますよね。噛み応えがあって満足感もありそうだけど、砂糖の塊のようなものだから体づくりには向かないのでは、と考える方も多いでしょう。

グミは適切に活用すれば体づくりをサポートしてくれるお菓子です! 脂質がほぼゼロで、ゼラチン由来のコラーゲンと即効性の炭水化物により、トレーニング前後のエネルギー補給や関節ケアに効果的に活用できます。

グミの栄養成分

一般的なグミ(フルーツグミ・100gあたり)の主要な栄養成分は以下のとおりです:

栄養素含有量
カロリー341kcal
炭水化物83.8g
脂質0.1g
タンパク質4.4g
食物繊維0g
ナトリウム11mg
ビタミンC30mg
コラーゲン約3g

グミ1粒(約3g)では約10kcalとなります。脂質が0.1gとほぼゼロで、ゼラチン由来のコラーゲンが含まれているのが特徴です1

体づくりにおけるグミのメリット

脂質ゼロレベルでクリーンなエネルギー補給

脂質がわずか0.1gと極めて少ないため、体脂肪蓄積のリスクを最小限に抑えながら効率的にエネルギー補給できます。これは体づくりーニーにとって理想的な栄養構成です。

即効性の炭水化物による素早いエネルギー供給

83.8gという豊富な炭水化物は消化吸収が極めて早く、トレーニング前の即効性エネルギー源として最適です。血糖値を素早く上昇させ、高強度トレーニングをサポートします。

ゼラチン由来のコラーゲン効果

グミの弾力性の元であるゼラチンはコラーゲンから作られており、関節や腱の健康維持に貢献します。激しいトレーニングによる関節への負担軽減効果が期待できます。

携帯性と個数管理の容易さ

小粒で持ち運びやすく、個数で摂取量を管理しやすいのがメリットです。ジムへの移動中や外出先でも手軽にエネルギー補給ができます。

ビタミンC強化によるケア効果

多くのグミにはビタミンCが添加されており、抗酸化作用により激しいトレーニングによる活性酸素を除去し、筋肉の回復をサポートします。

減量(ダイエット)におけるグミの効果

脂質ゼロで安心摂取

0.1gという極微量の脂質により、体脂肪蓄積への影響をほぼ心配せずに摂取できます。これは減量期における最大のメリットです。

少量での満足感

噛み応えがあり、少ない個数でも口の中で長時間味わえるため、満足感を得やすく甘いもの欲求を効率的に満たせます。

個数管理による摂取量コントロール

1粒約10kcalと分かりやすく、正確な摂取量管理が可能です。視覚的にも量を把握しやすく、食べ過ぎの防止に効果的です。

減量期の摂取方法

減量期にグミを摂取する場合:

  • 1日5〜10粒程度(50〜100kcal)
  • トレーニング前後に集中摂取
  • 午前中〜夕方の活動時間帯を選択
  • 砂糖不使用タイプを選択する

増量(バルクアップ)におけるグミの効果

クリーンバルクの理想食品

脂質がほぼゼロであるため、余分な体脂肪をつけることなくカロリーを増やせる理想的なクリーンバルク食品です。必要な体重増加を筋肉主体で実現できます。

効率的な筋グリコーゲン補充

豊富な炭水化物により、ハードなトレーニングで消耗した筋グリコーゲンを迅速に補充できます。次回のトレーニングパフォーマンス維持に貢献します。

頻繁な栄養摂取のサポート

小分けで摂取しやすく、増量期に必要な頻繁な栄養摂取をサポートします。食事の合間の手軽なカロリー補給に最適です。

コラーゲンによる関節ケア

増量期の重いウェイトトレーニングにより負担のかかる関節を、ゼラチン由来のコラーゲンでケアできます。

摂取タイミングと推奨量

効果的な摂取タイミング

  1. トレーニング前(30分前): エネルギー補給として5〜10粒
  2. トレーニング中: 長時間トレーニング時の補給として3〜5粒
  3. トレーニング後(30分以内): 筋グリコーゲン補充として10〜15粒
  4. 間食: 甘いもの欲求満足として3〜5粒

推奨摂取量

  • 減量期: 1日5〜10粒(50〜100kcal)
  • 増量期: 1日20〜30粒(200〜300kcal)
  • 維持期: 1日10〜15粒(100〜150kcal)

注意点とデメリット

極めて高い糖質含有量

83.8gという異常に高い糖質含有量により、血糖値が急激に上昇し、その後急降下する可能性があります。これにより強い空腹感や倦怠感を引き起こすことがあります。

歯への悪影響

砂糖が大量に含まれており、虫歯や歯周病のリスクが高い食品です。摂取後は必ず口をゆすぐか歯磨きを行いましょう。

人工添加物の大量使用

市販のグミには人工甘味料、着色料、香料、保存料などの添加物が大量に使用されており、健康への長期的な影響が懸念されます。

消化器官への負担

ゼラチンは大量に摂取すると消化不良や下痢を引き起こす可能性があります。特に胃腸が弱い方は注意が必要です。

依存性のリスク

砂糖の塊であるグミは強い依存性を示す可能性があり、無意識に大量摂取してしまうリスクがあります。個数を予め決めて管理することが重要です。

栄養価の極端な低さ

高カロリーな割にビタミンやミネラルが極めて少なく、栄養密度が最低レベルの食品です。栄養価の高い食品を犠牲にしてまで摂取する価値は低いといえます。

よくある質問

ハードグミとソフトグミ、どちらがおすすめ?

体づくり目的なら栄養価に差はありませんが、ハードグミの方が噛み応えがあり、満足感を得やすい可能性があります。ただし、どちらも高糖質であることに変わりはありません。

コラーゲン配合グミは効果的?

関節ケアという観点では通常のグミより効果的ですが、価格が高く、基本的な栄養構成は変わりません。予算と目的に応じて選択しましょう。

糖質制限中にグミを食べても大丈夫?

糖質制限中は避けるべきです。糖質が83.8%という極めて高い割合のため、糖質制限の効果を完全に台無しにしてしまいます。

プロテイングミはある?

市販では稀ですが、手作りで作ることは可能です。ゼラチンとプロテインパウダーを使用すれば、よりタンパク質豊富なグミを作れます。

グミは脂質がほぼゼロで即効性の高い炭水化物を含む、体づくりに活用できるお菓子です。ゼラチン由来のコラーゲンも関節ケアに効果的です。ただし、極めて高糖質のため摂取量の厳格な管理が必要です。適切な量とタイミングで摂取し、効果的な体作りを実現しましょう!


脚注
  1. ゼリー菓子(グミ) - 食品成分データベース