コンテンツにスキップ

えびは体づくりに効果的?高タンパク質・低カロリーで体づくり・減量・健康をサポート

プリプリの食感で人気のえびですが、体づくりに効果があるのか疑問に思いますよね。「コレステロールが高そう」「カロリーはどうなの?」と心配する方も多いでしょう。

結論から言うと、えびは体づくりに非常に効果的な食材です! 高タンパク質・超低カロリー・豊富なセレンで、特に減量期の体づくりを強力にサポートしてくれます。

えびの栄養成分

えび(ブラックタイガー・生・100gあたり)の主要な栄養成分は以下のとおりです:

栄養素含有量
タンパク質18.4g
脂質0.3g
炭水化物0.1g
カロリー82kcal
セレン39μg
ビタミンB121.4μg
ナイアシン2.8mg
リン170mg
亜鉛1.0mg
アスタキサンチン微量

魚介類の中でも特に低カロリー・高タンパク質な理想的な栄養組成です1

体づくりにおけるえびのメリット

超低カロリー・高タンパク質

えびは100gあたりたったの82kcalでありながら、18.4gという豊富なタンパク質を含有しています。脂質はわずか0.3gと極めて低く、減量期の理想的なタンパク質源です。

必須アミノ酸がバランス良く含有

えびのタンパク質は必須アミノ酸9種類すべてを含む高品質なタンパク質で、筋肉合成に必要なアミノ酸をバランス良く供給してくれます。

豊富なセレンで抗酸化

セレン含有量(39μg/100g)が豊富で、強力な抗酸化作用により活性酸素を除去し、トレーニングによる酸化ストレスから筋肉を保護してくれます。

アスタキサンチンの美容効果

えびの赤い色素であるアスタキサンチンはビタミンEの約1000倍の抗酸化力を持ち、肌の健康維持と美容効果が期待できます。

効果的な食べ方

調理法のコツ

  • 茹でえび: 最もシンプルで栄養損失が少ない
  • 蒸しえび: 旨味を逃がさず調理
  • グリル: 香ばしく仕上げて満足感アップ
  • 避けるべき調理法: 揚げ物(せっかくの低カロリーが台無し)

摂取タイミング

  1. 朝食: 一日のタンパク質摂取をスタート
  2. ランチ: 低カロリーで満腹感を維持
  3. トレーニング後: 消化しやすい高品質タンパク質で筋肉修復
  4. 夕食: 低カロリーで夜の食事に最適

おすすめの組み合わせ

  1. えび + アボカド: 良質な脂質でビタミン吸収促進
  2. えび + ブロッコリー: ビタミンCでセレンの抗酸化作用強化
  3. えび + 玄米: 炭水化物とタンパク質のバランス
  4. えび + レモン: ビタミンCで鉄分吸収を促進

推奨摂取量

  • 1日100〜150g程度
  • 他のタンパク質源とバランス良く組み合わせ

注意点

甲殻類アレルギー

甲殻類アレルギーをお持ちの方は摂取を避けてください。えびアレルギーは重篤な症状を引き起こす可能性があります。

コレステロール含有量

えびにはコレステロールが含まれていますが、現在では食事からのコレステロールが血中コレステロールに与える影響は限定的とされており、過度に心配する必要はありません。

塩分に注意

加工品や調理済み製品は塩分が高い場合があるため、新鮮なえびを自分で調理することをおすすめします。

減量(ダイエット)におけるえびの効果

超低カロリーで満腹感を維持

100gでたったの82kcalという驚異的な低カロリーでありながら、18.4gのタンパク質により高い満腹感を得られます。減量期の強い味方です。

高タンパク質で筋肉量を維持

減量中は筋肉量が減少しやすいですが、えびの良質なタンパク質により筋肉量を保ちながら体脂肪のみを効率的に減らすことができます。

食事誘発性熱産生でカロリー消費

タンパク質の消化には多くのエネルギーを消費するため、食べるだけでカロリーを消費します。えびは脂質がほとんどないため、この効果が顕著です。

セレンで代謝機能向上

セレンは甲状腺ホルモンの活性化に関与し、基礎代謝の向上に寄与します。これにより脂肪燃焼効率が高まります。

増量(バルクアップ)におけるえびの効果

高品質タンパク質で筋肉合成を促進

必須アミノ酸がバランス良く含まれる高品質なタンパク質により、効率的な筋肉合成を実現できます。

低脂質でクリーン増量

脂質がわずか0.3%と極めて低く、余分な脂肪をつけずに筋肉量を増加させるクリーン増量に最適です。

消化しやすく胃腸に優しい

えびのタンパク質は消化しやすく、増量期の大量摂食でも胃腸への負担が少ないのが特徴です。

豊富なリンで骨と筋肉をサポート

リン(170mg/100g)により、骨の強化筋肉のエネルギー代謝をサポートし、より強靭な体作りを実現できます。

よくある質問

冷凍えびでも栄養価は同じ?

冷凍により栄養価に大きな変化はありません。むしろ鮮度が保たれていることが多く、安心して摂取できます。

えびフライでも体づくりに効果はある?

揚げ物にするとカロリーが大幅に増加するため、体づくり目的なら茹でや蒸し調理がおすすめです。

1日何匹まで食べても大丈夫?

健康な成人であれば特に上限はありませんが、バランスの良い食事を心がけ、他のタンパク質源も組み合わせることが重要です。

殻付きと殻なし、どちらが良い?

栄養価に差はありませんが、殻付きの方が調理中の栄養損失が少ないとされています。

健康面でのえびの効果

抗酸化作用で老化防止

セレンとアスタキサンチンの強力な抗酸化作用により、活性酸素を除去し、細胞の老化を防いでアンチエイジング効果が期待できます。

心血管疾患の予防

セレンとタウリンにより、血圧の正常化コレステロール代謝の改善に寄与し、心血管疾患のリスクを低減します。

甲状腺機能の正常化

セレンは甲状腺ホルモンの活性化に必要不可欠で、甲状腺機能を正常に保ち、代謝機能を調整します。

免疫力向上

セレンと亜鉛により、免疫システムが強化され、感染症に対する抵抗力を向上させます。

神経機能の維持

ビタミンB12により、神経伝達機能の正常化認知機能の維持をサポートします。

貧血の予防

ビタミンB12により、赤血球の生成をサポートし、特に悪性貧血の予防に効果があります。

肌の健康維持

アスタキサンチンにより、紫外線による肌ダメージを防ぎ、コラーゲンの生成をサポートして美肌効果が期待できます。

がん予防

セレンの抗酸化作用により、がん細胞の発生と増殖を抑制する効果が期待されています。

えびは低カロリー・高タンパク質の体づくりの王様です。減量期には理想的なタンパク質源として、増量期にはクリーンな筋肉作りをサポート。プリプリの食感で美味しく、様々な調理法で楽しめるので、毎日の食事に取り入れて効率的な体作りを目指しましょう!


脚注
  1. えび(ブラックタイガー・生) - 食品成分データベース